中国での介護教育ならびに中国の背景
日本の介護人材不足は深刻な問題ですが、中国は長年にわたり一人っ子政策を続けた為、結果的に高齢者問題が日本の10倍以上の人口で深刻な問題となっており、約30年間の一人っ子政策ですから30年間は介護に関する深刻な問題が継続することになります。
よって、介護に関する世界トップレベルの技術である日本式介護が注目されており、ハード&ソフトの面で日本式に注目が置かれています。
中国での介護業界への就労希望者は多くはないですが、中国は漢字圏である為、日本でも有利に各試験は合格すると考えられます。
ベトナムでの介護教育について
ベトナムは国民の平均的年齢的に20代の若い世代が最も多く、ベトナムでの介護施設という需要はありませんが、介護教育後に関する台湾への家政婦としての労働者派遣を過去から行っており、現在では技能実習というカテゴリーにはなりますが、日本以外の国へは介護のカテゴリーで人材を送出しております。
ベトナムでの介護教育については実施する教育機関は御座いますが、日本の介護に関する技能実習生制度での日本語基準(日本入国時N4)(入国後1年時N3)のハードルが高いといった状況です。
あくまでも参考資料としてお考えください。
各それぞれ2つのルートであっても、利点や欠点が御座います。
詳しくは下記にてご説明します。
尚、この表は参考資料でありますので、本来は事細かな項目が御座います。
この場では簡単に説明するため、表現的簡略化を行っております。
詳しくお調べになりたい方は、お近くの専門家にお問い合わせください。
まず、
留学ルートでの外国人介護人材は、
日本来日時から自費留学者がほとんどの為、金銭的に余裕がそこまで御座いません。
よって、外国人介護人材を確保するためにはそれ相当の待遇等を準備しないと、高待遇の施設に先を越されます。
ポイントは、
日本語留学時からの奨学金支給等が、後々の人材確保について効果的となります。
理由は、学生においても将来の選択の自由がある為です。
そのため、介護介護介護と強く説明しても、本人に響かない可能性があります。
上記含め学生との交流も大事です。
日本語能力については、学校教育が最短でも合計3.5年~4年経過しますので、日本語能力試験2級相当(N2相当)に本来なります。
日本人との会話については違和感ないレベルまで成長しており、コミュニケーション能力的にも多様は個人差がありますが、ほぼ問題ないレベルです。
また、介護教育機関では各都道府県設定の奨学金制度があり、学費を補助する制度があり、その都道府県で就職を5年間就業すると返済の義務がなくなりますので、介護施設のある都道府県の介護教育機関と連携を図るとることも、必要となるでしょう。
次に
技能実習生ルートでの外国人介護人材は、
日本来日前に日本語能力試験4級合格者(N4合格者)となりますので、海外で日本語能力試験4級合格のハードルが高く、非漢字圏の国々はかなりスタート時から不利となります。
また、介護実習生で日本入国後1年経過時までに日本語能力試験3級(N3)を合格しないといけない為、技能実習中(就労時から)日本語の勉強も並行して行う必要があり、どの時間に誰が日本語教育を教える?といった問題が発生致します。
尚、この入国後1年目でのN3合格というところで、海外の送り出し機関と実習予定者である外国の方(申請予定者)は躊躇し、足止まっています。
ポイントは、
ハードルが高い。と言う事であり、これをクリアするのは中国などの日常漢字国のみです。
また、1年以降の日本語力の成長も思った以上に伸びないのが今までの現状で、期待するほど効果はあんまりない可能性が高い。と言えます。理由は常に日本語授業が無いからです。
まとめ
以上の事から、どの点に注目し、どうされたいのか?が具体的明確にならないと、簡単に外国人介護人材を導入するのは少し控えめに様子を見られたほうが良いかもしれません。
技能実習生ルートでの外国人介護人材は、あくまでも介護に関する技能実習である為、
よほどの日本語力がない限り、一定の期間(期間終了時)が過ぎたら帰国します。
よって、立ち代わり入れ替わりとなる事も充分理解して進めないといけません。
弊社の進め方は、
弊社は海外での留学生募集を行う関係上、海外でのニード喚起を行い、介護分野に志がある者をピンポイントで具体的な個人への説明を行い、日本留学へ進展させております。
よって、弊社が提携する介護学科を持つ学校様へは、ダイレクトに本人の志を崩すことなく学校様に託す流れになっております。
また、日本の介護技術を学ぶため留学で入国するルートは、志高く目的意識を持った者であり、将来の設計が完全に出来ている者となります。理由は、海外で行う日本への留学セミナーの段階で、日本に在留する資格について、本人に認識させるからであります。
留学に関する入口、経過課程、出口、がしっかりとした流れであれば、この外国人介護人材(外国人介護福祉士)は進んでいくと思われます。
海外では日本人よりも家族を大事にする文化や教えがあります。日本人も海外の方々に学ぶべきところはありますが、日本のおもてなし文化と気遣い、人を大事にする優しさを、専門的技術職として国際的に発展させる事も今後必要となると感じております。